21May
久しぶりに大阪大学・豊中キャンパスの阪下を通りかかりました。
総合学術博物館の手前のところに、アイキャッチ画像の石の造形があり、思わず写真を撮りました。
「地域に生き世界に伸びる」
懐徳堂・適塾以来の市民精神を受け継ぐこの言葉、今の大阪大学にとても相応しく感じました。
適塾といえば、緒方洪庵
17歳の時にオランダ医学の修業を始め、29歳で大坂瓦町に蘭学塾「適塾」を開くようになり、この「適塾」から多くの人材を輩出していました。
少し調べてみたところ、近代軍隊の創設を目指した大村益次郎、日本赤十字社の創設者・佐野常民、統計学の杉享二、志士・橋本佐内、外交官・大鳥圭介、初代衛生局長・長与専斎、同愛社の高松凌雲、福澤諭吉ら、千余名を世に出したとあります。
この「適塾」が大阪大学医学部に発展していったとの事ですね。
学問をするにも限られた書籍を読み返し、習得していくしかなかったのではないかと思いますが、志を抱いて、行っていき、これほどの功績を遺すようになるには、固い決心があったからだと思われます。
緒方洪庵に関する書籍を見ていますと、新しい時代の方向性を見抜き、才能と意欲のある若者たちを育て、近代日本の形成に大いなる功績を遺したと記されていますが、大阪大学に入学された学生のみなさん、また上級生のみなさん、大学生活を楽しみながらも、いい会社に就職しようというところにとどまらず、大きな志、大きな夢を抱き、時代の方向性、日本だけでなく世界にも視野を向けて頑張ってください。
地域に生き世界に伸びるという言葉にそんな意味が込められている気がしました。
この阪大ブログでも紹介しているメッセージも新しい時代の方向性を見抜き、実践する中で得た牧師先生の言葉を紹介しています。
人生の成功のメッセージです。社長や企業の経営者の人たちも知りたいと思っているメッセージですので、ぜひご覧いただければと思います。
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